• 生物の進化の不思議 その2
    地球上に生命が生まれ、進化してきた過程で、いつ頃(万年、億年単位?)寄生や托卵の技が(まだ解明されていない生物の多くの謎も含め)獲得されてきたのでしょうか。 このようなことを本で読んだり、ネットで見たりするたびに、森羅万象に宿る漠然とした力(神々の存在)を感じます。地球カレンダー(地球が誕生してから今日までの46億年の歴史を1年のカレンダーに縮小したもの)で言えば、人類の祖先誕生は、12月31日の1...
  • 生物の進化の不思議 その1
    さて、10月から前回までネット記事などから、宿主を操る寄生虫のことをほぼコピペで書いてきました。 そのなかには宿主を操るために、化学物質を注入する、毒を注入する、化学物質を放出する、あるいは片利共生相手に蜜(ドーパミンの働きを抑える)を与えるなどの記述がありました。寄生虫がどのようにして、そのような毒・化学物質などを生成できるようになったのか、その薬物効果を含め、中間宿主を操って、目的の終宿主にた...
  • 戦慄の寄生虫 その5 (閲覧注意!)
    鳥をだまして捕食させ、鳥の腸管で卵を産む・・・豪ラ・トローブ大学のマイク・イノウエ准教授によると、このカタツムリは、ロイコクロリディウムと呼ばれる寄生虫に寄生され、運動ニューロンが乗っ取られた状態にあるとみられている。ロイコクロリディウムは、中間宿主であるカタツムリを"餌"に似せさせ、終宿主の鳥に積極的に捕食させようとするのが特徴だ。 カタツムリの触角に寄生し、蛍光色で脈動しながらイモムシに擬態し、...
  • 戦慄の寄生虫 その4 (閲覧注意!)
    しかし、最終的な目的地はそこではない。 吸虫が繁殖できるのは、水鳥の内臓の中だ。 そのため、魚の脳内で化学物質を放出し、奇妙な泳ぎ方をさせたり、飛び跳ねさせたりする。 泳ぎ方が慌ただしければ、それだけ魚は目につきやすくなり、鳥に食べられる可能性が高い。もちろん、吸虫も一緒に鳥に食べられる。 鳥の体内で吸虫は繁殖し、鳥の糞とともに排出された卵は、巻き貝に食べられ、やがて魚に……。 後は、この繰り返しだ...