• 音楽雑記 クラシック~ジャズ その2
    最初に挙げるべきは、クラシックをジャズ化して演奏し、成功を収めた第一人者と称されるオイゲン・キケロでしょうか。 彼のトリオによるアルバムも数多くありますが、その内のいくつかを記します。 (この項では原曲名を省略します。)『ロココ・ジャズ』、『ロココ・ジャズⅡ』、『クラシック・イン・リズム』、『スウィンギング・チャイコフスキー』、『春の歌』・・・ どれもお勧めですが、特に「春の歌」はとても聴きやすい...
  • 音楽雑記 クラシック~ジャズ その1
    数年前に棗(ナツメ)の苗木を庭に植えて、2~3年前から収穫しています。 今年、ナツメの根本や親株から2mぐらい離れた場所からも蘖(ひこばえ)が生え、その数総計20本余りです。 蘖とは、木の根元から出る若い芽のことを指します。これを株分けしたら庭がナツメの林になるかもしれません!?さて、「ジャズ」と聞いて、縁遠い、とっつきにくい、分からない・・・と言う方もおられるでしょう。 私もジャズだったら何でも...
  • 里山・音の風景 ウグイス・ホトトギス
    早朝、まさに「百花繚乱」ならぬ「百鳥鳴乱!」、いろんな小鳥が鳴き囀り競います。 ちょうどこの時季、この辺りでは田植えが始まり、カエルの大合唱も聞こえます。スズメはもちろん、ウグイス(例年初鳴きは2月中旬頃)、コジュケイ、ヒヨドリ、ホトトギス・・・が鳴いています。 識別できるのはこれぐらいです。ホトトギスは渡り鳥で今月中旬頃から「トッキョキョカキョク」と鳴いています。 まだ暗いうち4時頃?から鳴き始...
  • 音楽雑記 クラシック~ポピュラー
    また思いつくままに記します。 クラシックを原曲としたポピュラー音楽は、これもまた挙げれば限がないでしょう。 (ジャンルの厳密な境界は無視して書き進めます。)先ずは、平原綾香の『ジュピター』、これはイギリスの作曲家ホルストの管弦楽組曲「惑星」の第4楽章「木星」の旋律を引用しています。以前にも記しましたが、ヘイリー・ウエステンラの『ネヴァー・セイ・グッバイ』は、モーリス・ラヴェルの「亡き王女のためのパ...
  • 音楽雑記 オブリガート
    「オブリガート」、「カウンター・メロディ」と言う音楽用語について調べました。 でも私にはその正確な定義が良く分かりません。 何となく「助奏」、「対旋律」、「副旋律」、「二重旋律」に近いことなのかなと勝手に理解しています。ここですぐ思い浮かぶのが「ポップコーン」という曲です。 ガーション・キングスレイ作曲によるシンセサイザーを使用した楽曲です。 多分誰もが聴けば知ってる曲と思います。 そのガーション...
  • 音楽雑記 ピタゴラス音律 その5
    2週間前に株分けして畑に移植したウドもほとんど活着したようです。 1年間は採取しないほうが良いとあったので、収穫は2年ほど経ってからですね。さて、音色の続きですが、世界的なプロの演奏家は、やはり演奏する楽器の最高峰を欲するのでしょね。 スタインウェイのフルコンやストラディバリウス・・・ 私には分からない研ぎ澄まされた眼識(聴識?)をお持ちなのでしょう。私は結構好き嫌いが多くて、特に言葉が分かる日本...
  • 音楽雑記 ピタゴラス音律 その4
    平均律クラヴィーア曲集は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した鍵盤楽器のための作品集。 1巻と2巻があり、それぞれ24の全ての調による前奏曲とフーガで構成されているとあります。 〔タイトルにある「平均律」は和訳の綾であり、音律の意ではないそうです。〕鍵盤楽器は白鍵・黒鍵があるので、調(キー)が変われば運指も変わります。 練習を目的とした楽曲でしょうか。 ギターのようにフレットのある楽器では、い...
  • 音楽雑記 ピタゴラス音律 その3
    「ラ」と「ミ」または「ド」と「ソ」の間には半音が1コ入ります。 ですので耳に心地良い和音とするには、必然的に半音が入らなければないけないのでしょう。 「シ・ド」の音階の位置、「ミ・ファ」の音階の位置は、その前後を構成する音が和音としてより成立しやすいように設定されたものでしょうか?「ド・レ・ミ・ファ」と「ソ・ラ・シ・ド」を比較すれば、全音と半音の配列が同一です。 その配列の間に「ファ・ソ」の全音が...
  • 音楽雑記 ピタゴラス音律 その2
    まだパソコンの普及するずーっと以前、電卓で半音の振動数の比率(の近似値)を計算したことがあります。 そんなに難しくありません。 オクターブが振動数で言えば2倍ですので、半音が12コ積み重なった音階(音の階段)だとすれば、半音の比率は2の12乗根です。 12√2 または、2の1/12乗・・・ (ごめんなさい。 このブログでは数式を正確に記すことができません。)別の言い方をすれば、1/12=1/2×1/...
  • 音楽雑記 ピタゴラス音律 その1
    今、モッコウバラが満開です。 3年前にカミさんが小さな苗木を植え、当時は草と見紛(みまご)うほどだったのが、もう見事に成長しました。山茶花の枝に吊るしたモッコク(=セッコクのこと、常緑高木のモッコクとは違います)も10~20輪、花が咲いてきました。少し前置きが長くなります。 大雑把に言えば、動物も植物も、水も空気も、あらゆる物質は分子からできています。 温度とは物質を構成する分子がもつエネルギーの...
  • 音楽雑記 同曲異名(異名同曲)
    「同名異曲」の例としては、先ず『野ばら』が浮かびます。 ゲーテが書いたこの詩は傑作と評価されており、多くの作曲家(シューベルト、ヴェルナー、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス・・・)によって、この詩に曲が付けられている。  日本においては、特に、シューベルトとヴェルナーの作品に、近藤朔風によって日本語の訳詞が付けられたものが、広く人々に知られているとあります。同名異曲は、曲名(タイトル)さえ分...