樫、櫟(椚:クヌギ)、楢は代表的な火持ちの良い薪ですが、広葉樹であればたいがい薪として使用できます。 杉や檜などの針葉樹は焚き付けに使った方が良いでしょう。
「気乾比重」という用語があります。 これは「木材を乾燥させた時の比重」のことで、「火持ち」と相関性があります。 興味があれば調べてみてください。
一部の高級料理店で使用される備長炭(びんちょうたん)は、樫の一種であるウバメガシが使われています。 私の好きな薪材となる樹木に、椿や山茶花があります。 たくさん手に入るものではありませんが、持ち重りがし皮もはがれず虫害もありません。
もちろん火持ちも良いです。 検索したところ椿は備長炭の代用として高級な炭にも使用されているとありました。(やはりね!)
余談ですが、栗は筐体のある薪ストーブでは使えますが、燃やすところが開放された暖炉には不向きでしょう。 栗の木は導管が太いのでパチパチとよく爆(は)ぜます。
余談続きですが、樫は伐採したとき、中の洞(うろ)からよく大きな玉虫〈ヤマトタマムシ〉が出てきます。 これは高額で売れるそうですよ。(笑)
昔の人は、タマムシやカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)を食べていたそうです。 かなり美味らしいです。 でも見た目問題です。 初めて見たら「ギャオーッ」となります。 勇気のない方は画像は見ないで下さい。 釣りエサには最高に良さそうです。
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