井路 その3

市内には各所に有名な井路にかかわる土木遺産がたくさんあります。

先ずは日本一美しいダムと言われている「白水ダム」、正式名称は白水溜池堰堤(はくすいためいけえんてい)です。 1999年国の重要文化財に指定されています。

全国各所に「円筒分水(えんとうぶんすい)」はありますが、ウィキペディアで検索すると「音無井路十二号分水」の写真が掲載されています。 代表的な円筒分水(円形分水)なんでしょうね。

まだダムなどがなかった時代、全国各地で水利権を巡る争いが絶え間なく起こり、時には傷害や殺人にまで発展するくらいの奪い合いになったため、大正年間より正確な配水が可能な分水樋が考案されたとあります。

最後に水路橋を紹介します。 「明正井路第一拱石橋」は日本最大規模の6連石造アーチ橋であり、松本清張の『詩城の旅びと』には「ローマの遺跡を思わせる」という一説があるそうです。 渓流釣りに行く時この石橋の下を通ります。(ふふっ)

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