門田隆将・山崎豊子

前々回の記事で進化の経緯が解明される時代がいずれ来るだろうみたいなことを記しました。 1月8日のNHKーBSで(再放送だと思います)「フロンティ日本人とは何者なのか」を途中から見ました。

一部要約すると、古墳時代の庶民の墓の骨をDNA解析し2021年に結果判明。 古墳時代に、既に第3のDNAが占めている。 渡来人と縄文人が混血して弥生人となったと考えられているが、現代日本人にはこれらと異なる”第3のDNA”があるとされる。 このDNAが見られるのは古墳人から。 グラフでは、それは既に5割を超えているように見えます。 もっと様々なことが分かるようになればと思います。

さて、門田隆将の父と息子の日航機墜落事故『尾根のかなたに』を読みました。 著者は事故後25年が経って遺族の方への取材を続け、5章に亘りそれを記しています。

映画監督の若松節朗が解説を寄せています。 その解説の一部には、「『沈まぬ太陽』が日航側の視点で描くものなら、『尾根のかなたに』は、遺族の側から描くものであり、門田さんの文章のなかに、読む者の心を揺さぶり、刺激する言葉が、溢れていたのである。」と記しています。 若松節朗は、このふたつの作品を映画化しています。

次に以前読んだ山崎豊子『沈まぬ太陽』についてふれます。 モデルはいますが作品の人物”恩地元”の名前は深く刻まれました。 正直に言えば「アフリカ篇」はページが進みませんでしたが、著者としては省くことはできなかったのでしょう。

あとがきより少し抜粋します。 「嘗て小説『不毛地帯』で、経済の繁栄と共に、良心を失いつつある日本の精神的不毛をテーマにしたが、それから二十年経った今、何ら変わっていないことに不気味な怖しさを覚える。
今回は非常に勇気と忍耐のいる仕事であってが、その許されざる不条理にたち向い、それを書き遺すことは、現在を生きる作家の使命だと思った。」

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