私が入社した頃の会社はまだ創業期で、急成長の会社にありがちな人員不足、人材不足が常態化しており過酷な労働環境でした。
とは言え時代はそれを容認するような雰囲気もありました。 「オーモーレツ」、「24時間働けますか」のCMもありましたね。 今ではブラックと言われそうです。
当時、上層部には野武士、荒武者のような方が多かったようにも思います。
社員のなかにはほとんど異動が無く、同じ職種で定年を迎える方もいますが、私の場合おおまかには4ツの部門を経験しました。
人事では、平社員からまったく経験の無いセクションの長となるような異動もあります。 事故処理やクレーム対応など精神的にも相当ハードな仕事もありました。
振り返って見れば、単調ではなくて、それが良かった面もあります。 その折々に新しい趣味(遊び)に出会えたことも良かったです。 このブログでいろいろな遊びの記事を書いてきましたが、決して時間的な余裕があった訳ではなく、何とか時間を見つけてはON・OFFのスイッチを切り替える意味もあり新しい遊びに挑戦しました。
前半の2ツの部門は、業務内容が車を走らせたり、通勤が車だったりで読書の習慣がなく、40歳前後の頃通勤が電車となってから読書を始めたような次第です。
出向先での8年間はようやく人間らしい生活ができました。 福井(小浜市)では度々社宅に職場の仲間を招き飲み会を開いたり楽しい時間を過ごしました。 定年を迎えるにあたり、出向先の本社役員が部長2名を同席し送別会を開いてくださいました。
多くの失敗があり、周囲に迷惑をかけ、不器用に生きてきましたが、安定した生活ができたことに感謝しています。 これで300記事となり、朱夏の頃を終わり、次から気ままに白秋の頃(今現在)を記してゆきます。
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