秋吉敏子 その3

前々回のタイトル「秋吉敏子 その2」では、小野田元少尉、鈴木紀夫の記事のみ、しかもNHKやウィキペディアの引用ばかりで秋吉敏子との関連が書けませんでした。

鈴木紀夫は生きていれば、私と同じ年齢なんですね。 彼はかつて「パンダ・小野田さん・雪男に会うのが夢だ」と語っていたそうで、それを行動に移す気概が驚愕です。

番組では、鈴木を青木崇高が演じていました。 この方も、数多くのドラマに出演、特に「龍馬伝」での土佐藩士後藤象二郎の役は印象深かったです。
さらに番組には、鈴木と親交のあった国重光煕さんご本人が出演されていました。 私のこのブログ名の由来のひとつである『ひねもす航海記』の著者です。 冒険家の鈴木としては通じるものがあったのでしょうね。 奇縁を感じさせられます。

さて、「秋吉敏子 その1」を記したのは、このブログの最初の頃です。 当時は記事も随分短かったですね。 今は大体文字数(行)を揃えるように書いています。

その1では、秋吉(穐吉)敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンドの『孤軍』を紹介しました。 ライナーノーツには小野田元少尉に関することは一切書かれていません。

ところが、この『孤軍』は、ルバング島のジャングルの中から奇跡的に生還した日本兵小野田寛郎陸軍少尉の事件に衝撃を受けた秋吉が、まさに孤独な戦(いくさ)を続けた日本人小野田寛郎の精神性の何たるかを哲学しながら作曲したような作品である(引用)の記事に触れ、また、小野田寛郎の真実の記事を読み、その1では、このことを記すのを躊躇いました。 『孤軍』は1974年発表だから符牒は合います。

鈴木紀夫の番組を見て、人間はいろんな側面を持っているものだと考え直し、今回のその2、その3を記した次第です。

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