蛇谷ヶ峰は滋賀県高島市朽木柏(くつきかせ)にあり、標高は901.7mです。 パラグライディングをやっていた頃の地名は、高島郡朽木村です。 安曇川(あどがわ)沿いの朽木街道は、「信長の朽木越え」として知られる場所です。
インストラクター夫婦が、蛇谷ヶ峰の山頂近くに立木などを最小限に伐採しテイクオフの場所を拵え、いよいよそこからフライトすることとなりました。 登山口にある駐車場に車を停め、そこからザックを担いで登山道を30~40分ほど歩いて登ります。
飛ぶ方向は風向きにより変わりますが、最初に蛇谷ヶ峰から飛んだ方向は、北北西にある安曇川の河原を目指してでした。 MAP上の水平距離は3.6kmで、標高差はおよそ730mあります。 飛行時間にして10分弱でしょうか。
それでも私にとっては記憶に深く残る感激のフライトでした。 眼下には所々に紅葉が始まった時季でもあり気分爽快、飛んでいる時はラインが風を切る音だけです。
余談ですが、この時には既にアマチュア無線の資格を取って、無線機を身に着けていました。 両手が自由になるようハンズフリーのヘッドセットを付けていたのですが、フライト中インストラクターからの声(指示)が聞こえません。 ランディング後確認したらずっーと風切り音が入りっぱなしだったそうです。
無線機は通常ボタン(PTT=プレストークボタン)を押して交互に通話します。 私の無線機は自動的にスイッチが入ったままだったという訳です。
メンバーの車はランディング地点にも分散し停め置いて、それぞれ分乗して登山口に行きます。 そうすることでフライト後の人員回収をスムーズにし歩かずに済みます。
この頃からしばらくは、ここ蛇谷ヶ峰でパラグライディングをしました。 風向きによっては反対方向へ飛ぶこともあります。
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