直線飛行の場合、ブレークコードの操作が遅れたり、アゲインストの風が強くなり予想に反して高度が上がったりすると、目指したポイントにランディングできず、ゲレンデを越えて茂みや沼などに突入することもあります。 いわゆるオーバーランです。
S字飛行は、右に左に方向を変えることと、それに伴い高度を下げることもできます。 操作はシンプルで、右に曲がりたければ右手のブレークコードをゆっくり引き下げればターンできますし、左に曲がるときは左手のブレークコードを引き下げます。 思った方向に正面が向くのに合わせてブレークコードをゆっくり戻せば直線飛行となります。
ゲレンデの下方にランディングポイントを定め、そこに上手く着地できるように、S字飛行を繰り返して高度を下げる練習します。 S字飛行および着地ポイントの精度が上がれば、申請することでB級ライセンスを取得できます。
初心者用のパラグライダーはあまり高度が上がらないように作られていて、さらに快適に空を飛ぶためにはより上位の機種が必要となります。 もちろんスクールには上級者用のパラグライダーも少しはあるでしょうが、それは試し乗りのためであり、この頃になると自身の機体を持つように勧められます。
パラグライダーは新しいアウトドアスポーツであり、その進化は急速なものがあることでしょう。 ウィンドサーフィンやカイトサーフィンなどなどの進化と同様だと思います。 特に安全飛行の面では興味はありますが、現在どのメーカーが、或いはどのような機種が主流となっているかはまったく見識がありません。
30年以上前のことで現在のパラグライダーの世界ではとっくに過去のものでしょうが、私の機体はファルフォーク社のアスリートと言う名の機体でした。
キャノピーに、ヨットやウィンドサーフィンのセイルと同じように、バテン(細くやや長い板状のもの)を差込んで、翼の形状を保持することが特徴のパラグライダーです。
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