昨年の11月、サンディエゴのタイトルの記事の中で、辛坊治郎さんのことを少し書きました。 今回は、4月9日にホームポートである大阪の淡輪ヨットハーバーを出航しサンディエゴを目指しています。 その後の現在地を時々チェックしていますが、今月中旬から下旬頃到着しそうですね。 無事に全航海を終えることを祈っています。
さて、ディンギーの記事の時書かなかったのですが、普通の小さなヨットのハル(艇体)中央には、センターボードと呼ばれる金属の板があり、風向きに合わせてロープで上げ下ろしします。 ウィンドサーフィンも同様で、脱着できるからダガーボードと呼びます。 (因みにホビーキャット14にはセンターボードがありません。)
このセンターボードは、横流れを防ぎ風上へ切り上がるのに必要なもので、追い風の時には抵抗となるので引き上げます。 大学でのヨット部新入部員の時、模擬レース中にこのセンターボードの上げ下ろしを忘れて、先輩から叱られたことがありました。
セイリングクルーザーにはバラスト・キールと呼ばれる重りがあり、これが起き上がり小法師(こぼし)のように転覆を防いでくれます。 これがセンターボードと同じ役割を果たしますが、船底から大きく下に突き出ています。
仲間と二色の浜沖をセイリング中、海岸に近づき過ぎたのか、意外と遠浅だったのか、このバラスト・キールが海底に乗り上げ(座礁し)クルーザーが動かなくなりました。 この時は仲間が3名いたので、片側の舷(ガンネル)に集まってもらい、船体を傾けて揺らしながら、エンジンを掛け離脱することができました。
大潮の干潮時、キールがヘドロに埋まり漁港から出られない場合もありました。 満潮時に出港し、干潮となって接岸できなくなったら最悪ですね。 他にもアンカーロープがスクリューに巻き付き、ヘドロの溜まった漁港に潜ったこともありました。
コメント