吉村昭 その3

先月下旬カミさんと納品で大分市内へ行き、その後本屋へ立ち寄りました。 いつもはアマゾンやブックオフ(ネット)で古本を取りよせて読んでいるのですが、カミさんの図書券がたくさん溜まったので久しぶりに新本を二人で10冊ぐらい買いました。

その中の1冊が吉村昭の『殉国 陸軍二等兵比嘉真一』です。 吉村昭は数十冊を読んでいますが、まだ読んでいないタイトルでしたので買い求めました。 裏表紙には、太平洋戦争末期の沖縄を舞台に、召集された中学生の目を通して、戦場のすさまじい実相を描いた長編小説とあります。

上記以外にも吉村昭には、『戦艦武蔵』、『零式戦闘機』、『陸奥爆沈』、『空白の戦記』、『海の史劇』、『大本営が震えた日』、『ポーツマスの旗』、『遠い日の戦争』、『総員起シ』など戦争に関した作品も多くあります。
どの小説も克明に記されており、一読の価値があります。

私は、歴史小説以外にもエンタメ小説などを読みますが、スラスラ読めて面白くても、後で内容を思い出せないものも多く、それに反し、吉村昭の作品はどれも記憶にとどまるものが多いですね。

ところでまた話は変わりますが、先日たまたまTVのチャンネルを変えたら、「ありがとう裕さん さらば石原軍団 ~日本人が最も愛した男 真実の物語~」(2月27日(土)[BSプレミアム]後6:00〜9:00)が放送されていて途中から見ました。

録画はしていないので大筋しか覚えていませんが、大体次のような内容だったと思います。 1956年、すい星のごとく現れた大スター・石原裕次郎の映画俳優や歌手としての活動。 28歳で石原プロモーション設立、その後、映画会社と石原プロとの壮絶な攻防戦。 彼の前に映画業界の古い慣習が立ちはだかる。 (その4へ続きます)

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