貝塚市・・・二色の浜 ウィンドサーフィン その2

私がセイルアップに何度も失敗しているのを見かねてか、近くにいたウィンドサーファーがアドバイスをくれました。 まだ当時それほど流行ってなくて、周囲にはいても1艇かせいぜい2艇の頃でした。 (ウィンドサーフィンは1967年アメリカで発案され、1974年に日本の鎌倉海岸で大会が開催されるまでになったとあります。)

そのアドバイスとは、アップホールラインを両手で交互に手繰り寄せ、マストを起こしてブームに手を添える時、左右の手を交差させよと言うことでした。 ボードに立っているだけでも不安定ですから、急にセイルに風圧を受けないやり方なのでしょう。

この一言でスムーズに乗れる、滑れるようになりました。 ヨットが片手で舵を操作し、もう一方の手でシートを出し入れしセイルを操作するのに較べ、ウィンドサーフィンは身体全体でセイルを操作する感覚です。 ボードが波間を滑る時の振動が足裏に直接感じられます。 中風以下では短時間でまぁまぁ乗れる(走れる)ようになりました。 でもまだ強風ではバランスをとるのが結構難しく何度も沈します。

こうして夏から秋にかけて後輩と二色の浜で良く遊びました。 ヨットは保管(係留)やメンテ(塗装)などがありますが、ウィンドサーフィンは水洗いするだけでOK、カートップで運べるので休日には琵琶湖や日本海にも出かけましたよ。

そうこうして、いつだったか日本海のどこだったかも覚えていませんが、しばらくセイリングを楽しんでから浜辺へ戻ってきた時のこと、多分大きな波がきたのでしょう。 波でボードが反転したのかブームが運悪く折損してしまいました。

まだウィンドサーフィン初期の頃、ブームは木製でした。 しかも後輩の持ち物、早速新しいブームを取り寄せて交換しました。 新しいブームはアルミ製またはカーボンか合成樹脂製のものでしたね。

コメント

非公開コメント