貝塚市・・・二色の浜 ウィンドサーフィン その1

山口から大阪へ引っ越しの際、寮の部屋は狭いので、必要最小限の生活用品のみ持って来て、いくつかの家財道具は実家に送り届けて預かってもらうことにしました。 カタマランヨットもヨットハーバーに陸置というか差上げるようにして置いてきました。

大阪への異動は25歳ぐらいの頃のことです。 その後も目まぐるしく仕事内容が変わり海からは遠ざかっていましたが、多少落ち着いた頃、後輩がマリンスポーツをやってみたいとのこと。 細かな経緯は覚えていませんが、先ず後輩がウィンドサーフィンを買って、私が教えると言うことで、貝塚の海岸で休日が合う日に始めました。
(この数年後には私自身も購入しました。)

ウィンドサーフィンは最初の頃、ボードセイリングと呼ばれていたことがあります。 サーフボードをひと回り大きくしたようなものに、セイルを組み合わせたものです。

ヨットはマストが固定され、マストにセイルを取り付け、シート(ロープ)でセイルを操作しますが、ウィンドサーフィンでは、マストの下端がボードにジョイントされているだけで、360°全方位に可動し、ブーム(横棒)を直接手で握り操作します。 手を離せばマストは海面へ横倒しとなります。

さて難しい話は置いといて、当初ヨットの経験があり風の方向などは読むことができるので、ウィンドサーフィンは簡単だろうと嘗(な)めてかかっていました。

ところが最初のセイルアップに手こずりました。 アップホールラインと呼ぶマストを起こすロープを両手で引っ張り、海面に横倒しとなっているマスト(セイルがセットされている)を起こし、両手をブームに添えるまでが上手くいきません。

何度も何度もマストが倒れ、都度に私も海に落ちます。 ドボンとセイルの上に落ちたり、セイルの下に潜り込んだり、反対側に落ちたりの繰り返しでした。

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