山口県・・・防府 クルーザー初体験

徳山での生活が少し落ち着いてきた頃、休日には徳山や防府(ほうふ)のマリーナにしばしば出没しました。 そうこうしているうちに、防府のマリーナでクルーザーのオーナーと親しくなり、乗せてもらうことができました。

クルーザーと言っても、モーターボートではなく、キャビン(船室)があり、キッチン(ギャレー)、ベッドなどの設備がある外洋ヨットのことです。

岡山の渋川で学生ヨットを始め、渋川海岸から王子が岳へランニングする時に、渋川港(漁港)の傍を通りますが、そこには漁船に混じって数艇のクルーザーが係留されており、いつかは乗ってみたいと思ったものです。 この頃からクルーザーは憧れでした。

防府で乗ったクルーザーは、25フィート未満の大きさだったかと思います。 今考えればそれほどの大きさではありません。 季節は冬で、帆走しながらすき焼きをご馳走になりました。 お酒も出たかな? はっきり思い出せません。

ギャレーには、ジンバルと言って吊り下げ式のコンロがあり、船が横揺れしても水平が保たれます。 この時は、オーナーと私ともう1~2名の乗り組みだったかな? 風もちょうど良く、周防灘の帆走を満喫しました。

太平洋横断だとか世界一周はとても無理ですが、資金と時間の余裕があれば、港から港へとセイリングを繰り返し、日本を一周するのも良いかもしれませんね。

何と言っても、クルーザーは動く別荘です。 せめて30フィートぐらいの外洋クルーザーであれば、お風呂と洗濯はできませんが、トイレが付いていて、料理ができ、ベッドで眠ることもできます。 ディンギーと比較すれば、重いキール(竜骨 :りゅうこつ) があり、荒天でも縮帆が容易にでき、”沈”は余程のことが無い限りありません。

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