高校生の時に少しジャズを聴いていたことは以前の記事に書きましたが、本格的に聴き始めたのは社会人になってから、20代前半からです。 アパートで一人住まいを始め、転職を繰り返したあと、ようやく安定した会社に入社してからのことです。
当時ちょくちょく通っていたレコード店で、「何かお薦めのジャズのレコードはありますか?」と言ったことで、2枚のLPレコードを出されてそれを買いました。
それが、チック・コリアの『リターン・トゥ・フォーエヴァー』と、キース・ジャレットの『フェイシング・ユー』でした。 当時は二人とも若かったです。(当然だけど)
チック・コリアは、昨夕NHKの「ニュース・シブ5時」に、10分ほどリモートで出演していました。 放送の中では生きるレジェンドとして紹介されていましたね。 キース・ジャレットも今では巨匠として扱われています。 鮮烈にデビューしても、メジャーで半世紀も第一線で活躍されているアーティストは数少ないでしょうね。
この二つのレコードが、ジャズに没入するきっかけになったのは間違いありません。 チック・コリアはいずれまた記事にします。 今回はキース・ジャレットについて書きすすめます。
最初の頃は薦められたヒュージョン系(主にCTIレーベル)のLP、ジャズ雑誌の名盤情報を見ての注文を併行して、次つぎに手に入れて聴きました。 給与の大半を費やし、食事はつけ払い、給料日前には金欠になり、よく質屋通いをしました。(笑)
・・・当時も今も貧乏は変わりませんが・・・
少しだけ話が飛びます。 道で出会っても質屋の女将さんは素知らぬふりで挨拶をしません。 まぁ考えてみれば(みなくても)理由はお分かりですよね。 あ~~っ、あの人常連さんなんだ!ってね。
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