当時の大学のヨットレースに使用する艇種は、主にA級ディンギー(A級)、スナイプ級(S級)、フィン級でした。 (現在、大学では、470級、スナイプ級、レーザー級、高等学校では、420級、レーザーラジアル級が主のようです。)
と言っても、一般の方には分からないでしょうね。 興味があれば画像や動画検索してみてください。 (因みにA級ディンギーは、クラシック〔=古典〕過ぎて、今では、一部の愛好家、愛好会でしか所有していません。)
どの艇種に振り分けられるかは、大雑把に体格で選ばれたような気がします。 私はA級ディンギーのクルー(乗組員)となりました。 スキツパー(艇長)と二人で操ります。 スキッパーとなってティラー(舵柄)を握るのは2年生になってからでした。
私と同期の新入部員は10名余り(女性が2人いました)で、交代でヨットに乗り込みます。 海上に出た部員は、スキッパーの指示のもと、ひたすら方向転換の練習をします。 残された部員は、砂浜でロープワークなどを身体に染み付くまで繰り返し練習します。
方向転換の練習は、もっぱらタッキング(艇首を風上に向けての方向転換)と、ジヤイビング(艇首を風下に向けて風を受ける舷を変える)で、指示の合図は、「タック」、「ジャイブ」です。 スキッパーからの次から次へと繰り出される叱咤を受けながら、最初は自分が何をしようとしているのか、何が何だか分かりませんでした。
ロープワークも様々ありますが、ヨット、登山(登山で使用するものはザイルです)、ボーイスカウトのそれぞれのものを習得すれば、特殊なもの(庭師や茅葺屋根の修復etc)を除き、大半を身につけれるのではないかと思います。
おっと、釣り糸の結び方(フィッシングノット)は、また別です。 ・・・そもそもこれはロープワークとは言いませんね。 ・・・フィッシングノットを扱った本だけでも10冊以上出版されています。
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