里山の恵・・・五三竹

そろそろ梅雨に入りそうですがまだ山仕事が終わっていないので、少々焦りながら汗をかきかきチェーンソー作業に専念しています。

さて、五三竹(ごさんちく)という竹があります。 布袋竹とも言います。 近似種で根曲がり竹(姫竹)がありますが、画像では少し違うようですね。 でもネットのレシピや産物としては混同されていることもあるようです。

東北では根曲がり竹を採りに行って遭難したり、熊に襲われたというニュースが報じられることもあります。 危険を冒しても食べたくなる味と言うことでしょうか。 五三竹のタケノコも美味で、我が家で高校の同級会をやった時に出したらずいぶん喜ばれました。 この辺りでは春には、孟宗竹のタケノコが4月頃から、5月中旬頃から真竹、淡竹、五三竹がほぼ同時期に採れます。

以前四方竹の記事を書きました。 四方竹の竹林と同じ面積ほどに、まったく別の場所に五三竹の竹林もあります。 ここは整備していないので少し荒れていますが、余所のタケノコに1~2週間遅れて生えてきます。

我が家の四方竹と同様太目のタケノコが採れます。 先日竹林の中まで入ったら、イノシシにたくさんやられていました。 ここも整備すれば、道の駅に出荷できるかもです。 どうも競合はなさそうだから、良く売れるかもしれませんね。

子どもの頃、この五三竹(成竹)を使って釣り竿を作りました。 七輪だったか竈だったかで、熾火にかざして炙り、油を抜いて作ります。 根本付近は節間隔が不規則で短く野趣味があり、よく杖などにも使われたりします。 先になるにつれほど良く細くなり、しなりがあって和竿の素材としても適しており、継竿にすれば仕舞寸法も短くなり良いかもです。

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