音楽雑記 クラシック~ジャズ その2

最初に挙げるべきは、クラシックをジャズ化して演奏し、成功を収めた第一人者と称されるオイゲン・キケロでしょうか。 彼のトリオによるアルバムも数多くありますが、その内のいくつかを記します。 (この項では原曲名を省略します。)

『ロココ・ジャズ』、『ロココ・ジャズⅡ』、『クラシック・イン・リズム』、『スウィンギング・チャイコフスキー』、『春の歌』・・・ どれもお勧めですが、特に「春の歌」はとても聴きやすいと思います。

次は、ジョン・ルイスです。 彼はモダン・ジャズ・カルテット(MJQ)を結成し、以後、終生にわたってMJQのリーダー格として活動、クラシックの室内楽を思わせる端正かつユニークな音楽性を確立したとあります。 MJQの代表作品としては、『コンコルド』、『ジャンゴ』、『ピラミッド』があります。 クラシックのジャズ演奏としては、『J・S・バッハ/プレリュードとフーガ』は如何でしょうか。

ついでながら同じ略称の(MJQ)に、マンハッタン・ジャズ・クインテットがあります。 このグループにも調べてみたら、『アランフェス協奏曲』、『G線上のアリア 』がありました。 「アランフェス協奏曲」はジム・ホールも聴きものです。 平原綾香はこれをチック・コリアの「Spain」をカバーして歌っています。 これも彼女の本領発揮の1曲です。 彼女にはジャズが似合っていますね。

ヒューバート・ロウズのアルバム『春の祭典』、デオダートの『ツァラトゥストラはかく語りき』、ボブ・ジェームスの『はげ山の一夜 』もお勧めです。 「ツァラトゥストラはかく語りき」はたぶん誰もが聴けば分かる曲だと思います。 SF映画『2001年宇宙の旅』の曲としても知られています。

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