里山・音の風景 ウグイス・ホトトギス

早朝、まさに「百花繚乱」ならぬ「百鳥鳴乱!」、いろんな小鳥が鳴き囀り競います。 ちょうどこの時季、この辺りでは田植えが始まり、カエルの大合唱も聞こえます。

スズメはもちろん、ウグイス(例年初鳴きは2月中旬頃)、コジュケイ、ヒヨドリ、ホトトギス・・・が鳴いています。 識別できるのはこれぐらいです。
ホトトギスは渡り鳥で今月中旬頃から「トッキョキョカキョク」と鳴いています。 まだ暗いうち4時頃?から鳴き始めます。

托卵される鳥と托卵する鳥が同時に鳴いているのは何とも不思議な感じですね。 お互いに聞き分けているのかどうかは鳥でないと分かりません。 托卵については、以前「ダーウィンが来た」で放送されましたので、詳細は省きます。 托卵は、鳥類だけでなく爬虫類、魚類、昆虫類でもあるそうです。

ところで、鳥類の托卵は、双眼鏡や望遠鏡が無い時代に、日本では「万葉集」に托卵を詠んだ歌があり、世界的にはもっと昔、紀元前4世紀にアリストテレスが「動物誌」の中でカッコウの托卵について書いているそうです。

わざわざ遠い国に渡って来てと言っても、ホトトギスには国境の認識も無いし、雛が孵って他の卵を巣から落としても、人間が抱く残酷だという認識も無いのでしょう。

カタツムリに寄生して宿主をゾンビ化させる寄生虫(卒倒するから調べないでください!)だとか、とにかく生物の進化、DNAに刻まれた生態の謎には驚嘆します。 これを書き出したら100記事では終わらなくなりそうです。(笑)

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