平均律クラヴィーア曲集は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した鍵盤楽器のための作品集。 1巻と2巻があり、それぞれ24の全ての調による前奏曲とフーガで構成されているとあります。 〔タイトルにある「平均律」は和訳の綾であり、音律の意ではないそうです。〕
鍵盤楽器は白鍵・黒鍵があるので、調(キー)が変われば運指も変わります。 練習を目的とした楽曲でしょうか。 ギターのようにフレットのある楽器では、いくつかの調はカポタストを使用することで運指を変えず演奏できます。
楽譜のなかで、ト音記号やヘ音記号のすぐ右横に♯や♭を一つずつ増やしていけば、やがて全ての調が揃います。 これに長調と短調で作曲して24としたのでしょう。 中学だったか高校だったか、♯が増えて行く順番を「ト・ニ・イ・ホ・ロ・(嬰)ヘ・(嬰)ハ」と習いました。 これはキーとなる音を日本表記したものです。
次に「その1」で記した音色(波形)について述べます。 (オシロスコープで波形を見ても音楽は伝わりません。) 私たちが様々な楽器の音色を識別できるのは、その波形がそれぞれ固有のものであり、脳がそれを経験則から認識するからでしょうか?
親ペンギンが海で餌を獲って、大規模な集団に戻り、自分の子どものところへ辿り着くのも、子どもの鳴き声を識別するから。 セミの鳴き声も小鳥のさえずりも仲間同士では聞き分けるのかしら?
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