「同名異曲」の例としては、先ず『野ばら』が浮かびます。 ゲーテが書いたこの詩は傑作と評価されており、多くの作曲家(シューベルト、ヴェルナー、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス・・・)によって、この詩に曲が付けられている。 日本においては、特に、シューベルトとヴェルナーの作品に、近藤朔風によって日本語の訳詞が付けられたものが、広く人々に知られているとあります。
同名異曲は、曲名(タイトル)さえ分かれば簡単に検索できますし、ユーチューブで聴くこともできます。
反対に「同曲異名」となれば、あれっ!この曲はどこかで聴いたことがあると思っても、なかなか検索できませんね。 難易度が高いです。(笑)
例を挙げれば、ザ・ピーナッツの『手編みの靴下』と、園まりの代表曲のひとつ『逢いたくて逢いたくて』があります。 若い方はご存知ないでしょうね。
以前の記事「アート・ファーマー」の項で記しましたが、彼の『なき王女のためのパヴァーヌ』と、ヘイリー・ウェステンラの『Never Say Goodbye』もそうです。
良く知られた音楽グループに、ケルティック・ウーマン(Celtic Woman)があります。 このグループにヘイリー・ウェステンラが加わったアルバムのなかに、『ビヨンド・ザ・シー(英語: Beyond the Sea) 』があります。 この曲は、シャンソンの代表的な曲のひとつ『ラ・メール(La Mer)』と同曲です。 これも私の凄く好きな曲のひとつです。 以前、どこかの車のCMに使われていましたね。
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