庭には今、りんどうすいせん、ハナズオウ、源平桃が色とりどりに咲いています。
会社勤めのころ、私の上司、先輩、同僚、あるいは出向先の役員の方に読書家がいました。 (もちろん周囲には、まったく?本を読まない人もいましたが・・・)
仕事で出歩くときはほとんど、歩きながら本を片手にひろげて読む方、いろんなジャンルの話を振っても応えてくれる方、休みの日には必ず図書館に通い本を借りて読む方、感嘆するほど幅のひろい分野の本を読む方、難しい本の内容を詳細に覚えておられる方・・・ 〔あるときの車中の雑談のなかで、○○県人の性格を、私が「天狗党」と言った際、吉村昭の『天狗争乱』の事細かなお話があったことがあります。〕
そのうちのお一方から紹介された本が、帚木蓬生(ははきぎほうせい)の作品です。
『賞の柩』、『三たびの海峡』、『閉鎖病棟』、『安楽病棟』、『風花病棟』、『蠅の帝国―軍医たちの黙示録』、『蛍の航跡―軍医たちの黙示録』・・・ (黙示録2冊はこれから読みます) 作品には医学に関わるものが多くあります。
前記の森鷗外も医者であり作家でした。 帚木蓬生も現役の医者(精神科・心療内科の開業医)であり作家です。 東京大学文学部仏文科を卒業し、さらにその後九州大学医学部を卒業されています。
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