言わずもがなのことですが、薪を割る目的は早く乾燥をさせるためと、薪ストーブに入る大きさにするためです。
私の場合、長さは前にも記しましたがおおよそ30cm、40cm、50cmぐらい、太さも細、中、太と、お客様のストーブに合うように作っています。
ところで樹種によって薪割りの感触はずいぶん違います。 クヌギや樫はまっすぐな丸太では比較的割りやすいです。 ミズナラは多少粘っこいですし、ケヤキはさらに繊維が絡んでいて割り難いですね。 特にケヤキの枝が分岐したところは、力の弱い薪割り機では難儀します。 椿は良い薪となりますが、丸太のままでは乾燥しづらく、割るときにはパリンと弾けるように割れます。 それぞれの木に特徴があります。
この仕事を創めたころ、ユーチューブでいろいろ調べました。 すごい人もいるもので、平らな場所に丸太を数十個並べてそれをロープで括り、丸太の上に乗って薪割り斧を高速で振り下ろし、次々に丸太を割ってゆき、あっという間に大量の薪を作ります。
海外では、自作の危険な薪割り機(金属でできた水車のようなものが回転し、その円周に斧がついている)や、大型自動薪割り機(メッシュのフレコンバッグに割り薪を詰め込む)もあります。
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