リノベーション その5

『馬の骨 夫婦のように 靴を置き』 これは週刊文春「川柳のらりくらり」に投稿されていた句です。 思わずクスッとなる川柳は結構ありますが、複雑な父親の心境を5・7・5でみごとに表現しておりなかなか秀逸な句ですね。

我が家には「どこの馬の骨」は来ませんが、玄関はその家の第一印象をいだかせる大事な場所です。 昔あった階段をのぼったところの長持ちなどを置いていた2階の床板をすべて取り外し、合掌造りの屋根の裏(屋根裏部屋ではありません)が見えるように吹き抜けにしました。 高いところでおおよそ7.5m 余りの高さがあります。

この玄関スペースに8~10名が座れる囲炉裏を設置しました。 工事を終えてしばらくしてから、カミさんとよく行った炭火焼のお店が店じまいするとのことで安く譲り受けたものです。 五徳の上に乗せる網は店主が特注した馬蹄形をしています。

以前我が家の竹を買っていった竹刀製作所の方から煤竹(ススダケ)をいただき、それを梁に渡し自在鉤も吊るしました。 昨今は煤竹そのものの数が希少傾向にあり、価格は1本で数十万円以上することもあるそうです。 (因みに自在鉤の竿も煤竹です)

親しい友が数人集まればこの囲炉裏でエノハ(ヤマメ)を焼いたり、屋内BBQをします。 ついつい長時間となりカミさんに迷惑をかけるのが申し訳ないですね。

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