リノベーション その1

もう既に蕗の薹(ふきのとう)が出ています。 この時期、梅の花と同様に季節の移ろいを感じさせるものですね。 夕食に天ぷらでいただきました。 独特のほろ苦さと香りが堪りません。 おひたしにしても、お味噌にしても美味しいです。

帰郷後の三大事業は、開墾(開拓)、リノベーション、起業でした。 大事業と言ってもちっぽけなものですが、私にとってはの意味です。

今回は「リノベーション」について記します。 工事を始めた頃には、築80年ぐらいは経っていたと思います。 誰も生活していない期間もおよそ10年ほどあったのでかなり傷んでいました。 苫屋(とまや)、あばら屋とまではいきませんが、襖や障子の開け閉めもできないほどに、また家全体が東西南北へ微妙に歪んでいました。

シロアリの被害もありましたが、歪の大きな要因は「筋交い」が入っていないことでしょう。 その役割りの代替が「竹小舞(たけこまい)」ですが、総二階の重量と経年変化には耐えられなかったのでしょうね。

先ずは、曳家・不同沈下修正工事を行っている建設会社を調べ工事を依頼しました。 畳を剥がし、床板を剥がして、束石に乗っているすべての柱に油圧ジャッキを当て水平方向のレベルを合わせる工事からスタートです。

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